捻挫・挫傷

捻挫

「捻挫」とは読んで字のごとく、『関節の骨と骨の間に起こる急激な「捻れ」や「挫く」(くじく)ことで発生する、関節の「靭帯」・「腱」・「関節包」など軟部組織のケガ』のことです。また骨と骨の間の関節に、無理に捻った力が掛かるので「脱臼」を併発することがあります。
馴染みがあると言えば少し不快かも知れませんが、日常的に起こりやすいのが「頚椎捻挫」(寝違い・むち打ち)や「腰椎捻挫」(ぎっくり腰)。そして、スポーツなどで起こりやすいのが足首の捻挫です。皆さんも、一度はなったことがあるのではないでしょうか。

捻挫の状態の分類

負傷度レベル1 - ほんの少し靭帯の線維が切れたもの。痛みがあるものの軽い動作もできたりする。
負傷度レベル2 - 靭帯の部分断裂があり、腫れや皮下出血、関節が安定しないなどもあったりします。
負傷度レベル3 - 靭帯の完全断裂があり、大きな腫れや皮下出血があり、基本的に動けない動かせない状態になります。

挫傷

「挫傷」(ざしょう)は「骨挫傷」や「筋挫傷」などをよく聞きますが、ここでは「筋挫傷」を説明しますね。
「筋挫傷」とは、『「筋肉」・「腱」など軟部組織を打って押しつぶしたり、無理に引き伸ばされることによって引きちぎれたりするケガ』のことです。皆さんも聞いたことがあるとは思いますが「打撲」や「肉離れ」や「筋違い」のことです。

挫傷の状態の分類

負傷度レベル1 - 筋肉自体や筋膜にはほとんど変化はなく、微細なレベルで筋膜や筋線維が少し切れたもの。 違和感を感じているところを押さえる痛んだりします。
負傷度レベル2 - 筋膜の断裂や、ごく一部の筋線維の断裂があり、痛んでいるところを押さえると痛みや、そのポイントが少し凹んだりする。
負傷度レベル3 - 筋肉自体に部分断裂があり、痛んでいるところを押さえると強い痛みや、そのポイントが大きく凹んだりする。基本的に歩くことが出来ないほどの痛みで、治るまで長期間かかります。


みなさんが知りたいのはこの辺りからではないでしょうか。

まずはRICE(ライス)のスペルと処置を覚えておいてください。

Rest(安静)・・・患部を動かさない。
Icing(冷却)・・・患部を冷やします。氷で10~15分冷やすと感覚が麻痺をして痛みが鈍くなります。
Compression(圧迫)・・・包帯やテーピングで圧迫します。強く圧迫しすぎると血行障害になったりするので気を付けてください。
Elevation(挙上)・・・患部を心臓より高いところにあげます。手や足を心臓より高く上げることにより腫れの軽減から、早く腫れが引いたりもします。

「捻挫」や「挫傷」のケガから、クラブやスポーツの復帰には、どれくらい掛かるのか

「ケガ」をしたポイントなどで違いはありますが、上記の負傷度レベル2の中程度の負傷で3週間から1ヶ月くらいはかかり、場合によってはリハビリも必要であったりもします。
その状態も、あくまで「日常生活がある程度できるようになる」と思ってください。なので趣味やクラブ活動でスポーツをしている方は、その状態を持って、今まで通りスポーツができる訳ではありません。

そうすると、趣味やクラブ活動でスポーツをしている方からは「いつになれば、今まで通りスポーツが出来る」のかが気になりますよね。
まず、皆さんに理解していただきたいのは「負傷した場所の痛みは無くなっても、状態としてはスポーツが全力で出来るほど治っていない場合がある」と言うことです。
それはなぜかと言うと、痛みが無くなった傷口はどうなっているかを想像してください。筋肉が切れた部分は、まず「かさぶた」になり、その「かさぶた」は体に吸収されます。ここら辺りで、上記中程度の負傷で3週間から1ヶ月くらいです。ですが・・・何かひとつ足らないことがあります。そう、切れた部分に元のような筋肉が付くことです。これは流石に時間がかかります。ご自身で少しでも早くとなると、筋トレと同ようの「超回復」の利用と、あとはしっかりと「タンパク質」を中心とした栄養を取ることです。
なので、個人差もあり完治まで4週間から6週間と言われております。ただ、あくまで4週間から6週間は順調にいっての話で、その間に、痛みがほとんど無いことをいいことに、今までのようにスポーツをして軽度であっても負傷をしたりの繰り返しをすると、「捻挫ぐせ」になったりして延々と元に戻らなくなったりもします。

まず痛みがなくなってスポーツを始めるときは、

1.負傷部の負担を少なくするようにテーピングをして様子を見るように動かす。
2.テーピングをした状態で痛まなくなってきたら、テーピングを外して様子を見るように動かす。
3.テーピングを外して様子見の動きでも痛まなくなってきたら、徐々に運動強度を上げて見る。
4.そして「3」の状態でも痛まなく安定してきたら、元のように使えるか試していく。

と段階的に試していくのがベストかと思います。また「1と2」「2と3」「3と4」は状態により、戻したりして患部に負荷を掛けすぎないようにしてください。

ケガをしない秘訣は!

でも、一番は「ケガ」をしないことですよね。

その秘訣は・・・・『普段からご自身の大事な身体に気をかける』です。
「ちょっと痛いな」「身体が張って重たい」など感じたときに、「そのうち治るだろう」と放置をしないこと。
少なくとも、その時点で整骨院などで「施術」をしてもらったりするのがベストかと思います。

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